新型コロナウイルス感染症は、社会や経済のみならず、学校にも多大なる影響を及ぼしてきました。特に、感染予防に伴う３密の回避やソーシャルディスタンスの確保等の影響によって、多様な集団活動を通じて行われる特別活動は、これまでの「当たり前」が当たり前ではなくなりました。しかし、そのような中においても、これまで教師や児童の様々な創意工夫によって、新しい取組が多々見られるようになってきています。

　しかし、2020年４月当初の状況はそうではありませんでした。緊急事態宣言に伴う休校措置の中で、何をすればよいのか、そして休校明けの学校では、「どのようにして学級集団を形成していけばよいのか」、「集団活動をどのように展開していけばいいのか」とった不安や疑問の声が、先生方から至る所で聞かれていたのです。

　特別活動勉強会「つながり」は、「全国の先生方に、微力ながらも何かできないだろうか」という熱意を持った先生方と共に、そのような状況下の中で設立されました。全国の先生方と手を取り合いながら、「つながり」を大切にしながら、新型コロナウイルスに負けない力強い特別活動実践を紹介・提案していきたいと思っています。